2023年にパ・リーグ3連覇を果たし、阪神タイガースとともに大阪を盛り上げたオリックス・バファローズ。
そんな中「オリックス・バファローズの本拠地って、神戸じゃなかったっけ?」と不思議に思った人もいるのではないでしょうか。
たしかに、私もオリックスといえば神戸のイメージがあります。
オリックス・バファローズの本拠地は神戸と大阪のどっちなのか?
調査結果をまとめました。
オリックスの本拠地は神戸と大阪のどっち?
オリックス・バファローズが現在本拠地にしている球場は、京セラドーム大阪です。
京セラドームは大阪市にある球場なので、オリックス・バファローズのホームタウンは大阪ということになりますね。
本拠地は京セラドーム大阪
NPB(一般社団法人日本野球機構)のウェブサイトを確認すると、オリックス・バファローズの本拠地球場は京セラドーム大阪と紹介されています。
2024年にはオリックスの主催試合が約60試合も予定されていますし、オリックス・バファローズの本拠地は京セラドーム大阪で間違いないでしょう。
以前は神戸に本拠地があった?
オリックスには、神戸に本拠地球場を置いていた時代があります。
1991年、本拠地を神戸に移転
1991年、オリックスは阪急西宮球場(兵庫県西宮市)からグリーンスタジアム神戸(兵庫県神戸市)に本拠地を移転しました。
これ以降、オリックスは14年にわたって本拠地球場を神戸に置いています。
「がんばろうKOBE」
オリックスの本拠地に神戸のイメージが強いとすれば、それは震災当時のことが記憶に残っているからかもしれません。
神戸の街は、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けました。
オリックス・ブルーウェーブ(当時の球団名)は「がんばろうKOBE」を合言葉に被災後のシーズンを戦いリーグ優勝を果たしています。
イチローも在籍していた当時の印象が強く残っている人は多いでしょう。
いつ神戸から大阪に移転したの?
オリックスの本拠地球場が大阪に移ったのは2005年のシーズンからです。
オリックスと近鉄が合併
神戸に本拠地を置いていたオリックス・ブルーウェーブですが、のちに大阪近鉄バファローズと合併することになります。
2球団が合併して誕生したのが、オリックス・バファローズです。
2005年から、オリックスは「オリックス・バファローズ」としてペナントレースに参加しています。
本拠地球場に大阪ドームを選択
- オリックス・ブルーウェーブの本拠地球場(神戸)
- 大阪近鉄バファローズの本拠地球場(大阪ドーム)
この2球場のうち、オリックス・バファローズは大阪ドームを本拠地球場に選択したようです。
神戸の球場はどうなったの?
合併直後は、神戸の球場でも本拠地と近い数の試合予定が組まれました。
合併直後は本拠地に近い試合数を開催
球団合併時、オリックス・バファローズは神戸の球場を「準本拠地」としています。
大阪ドームの運営体制の問題もあり、2005~2006年には大阪ドームとほぼ同数の試合が神戸で開催されました。
球場名の変遷
ちなみに、オリックスが神戸に移転した当時「グリーンスタジアム神戸」だった球場名は、ネーミングライツ導入後、表のように呼び名が変わっています。
神戸市の条例上は「神戸総合運動公園野球場」が正式名称だそうですよ。
1988年3月 | グリーンスタジアム神戸 |
2003年4月~ | Yahoo! BBスタジアム |
2004年12月~ | 神戸球場 |
2005年4月~ | スカイマークスタジアム |
2011年2月~ | ほっともっとフィールド神戸 |
球団のルーツである神戸
近年、神戸で開催される試合は10試合未満にとどまっています。
しかし、球団は今でも神戸をルーツの地として大切にしているのではないでしょうか。
球団ウェブサイトのスタジアム紹介には、現在も「ほっともっとフィールド神戸」が掲載されています。
2021年の日本シリーズに出場したオリックス・バファローズは、第6戦を「ほっともっとフィールド神戸」で開催しました。
本拠地時代を支えた神戸のファンのために、今後もいい関係が続くように願っています。
まとめ
- オリックス・バファローズの現在の本拠地球場は、京セラドーム大阪です。
- オリクス・ブルーウェーブ時代の本拠地球場は神戸市の球場でした。
- 大阪近鉄バファローズと合併して、本拠地が大阪ドーム(現在の京セラドーム大阪)に移りました。
- 合併直後は神戸の球場でも大阪ドームと近い数の試合が開催されました。
- 2021年の日本シリーズ第6戦を神戸で開催するなど、近年もオリックス・バファローズは神戸の球場を重視していると思われます。
そうそう、イチローと「がんばろうKOBE」の印象が強いんです!
実はもうずいぶん前に本拠地球場が大阪に移っていたんですね。