2024年のドラフト会議を前に、注目度が高まっているのは明治大学の宗山塁(むねやま るい)くんです。
宗山塁くんの評価が高ければ高いほど、なぜ高卒でプロ入りできなかったのかが気になりますよね。
今回は、こちらの疑問についてまとめています。
- 高校生当時のドラフトで、宗山塁くんは指名されなかった?
- 指名漏れだったとしたら、理由は何?
宗山塁くんが高校時代に指名漏れした理由は?
実は、宗山塁くんは高校で指名漏れしたわけではないんです。
宗山塁くんは高校3年生のとき、
プロ志望届を提出しなかったそうです。
高校生の場合、締切までに日本高野連にプロ志望届を提出した選手がドラフト会議の指名対象になります。
進学や就職を希望している選手は、注目選手であってもプロ志望届を提出しないこともあります。
そもそもプロ志望届を出してなかったんだ!
そうなんですよ!
注目選手ではあったようなんですけど。
プロ志望届を提出しなかった宗山塁くんは、もともとドラフト会議の指名対象ではなかったんですね。
「指名漏れ」は、プロ志望届を提出したものの指名を受けられなかったケースを指します。
宗山塁くんは、高校時代のドラフトで「指名漏れ」したわけではなかったようです。
高校時代の宗山塁くんがでプロを志望しなかった理由は?
本人が大学進学を希望したからです。
高校時代すでにプロから注目されていた宗山塁くんですが、宗山くん自身は高卒でプロ入りするつもりはなかったようです。
プロ野球選手になりたいとは思ってなかったのかな?
いいえ。
高校当時からプロを目指していたようですよ。
大学進学を選んだ理由
プロを目指していたのに、なぜプロ志望届を出さずに大学進学を希望したのでしょう。
それは、プロ野球選手になるためです。
宗山塁くんは高校でプロを諦めたのではなく、プロを目指すために大学進学を決めたそうです。
高校生の宗山塁くんは、こんな人生の計画を思い描いていたようです。
- 名門・明治大学に進んで、大学野球でさらに飛躍する
- 大学野球で活躍したのち、4年生になったら改めてプロ志望届を提出する
高校生の宗山塁くんは、プロ入り前にまだレベルアップするべき点があると冷静に自分を分析していたのでしょう。
広陵高校の大先輩・野村祐輔投手も、高校卒業後は明治大学に進学して大学野球で活躍しました。
その結果、2011年のドラフト会議で広島カープから1位指名を受けています。
大学4年生になった野村祐輔投手をテレビで見て、高校時代にくらべて体が大きくなっているのに驚いたのを覚えています。
宗山塁くんも大学に入って体重が増え、打球が強くなったとか。
プロの世界に飛び込む前に、大学4年間で大きくパワーアップしてみせたんですね。
プロを目指す道にもいろいろあるんですね。
最短ルートでプロ入りする選手もいれば、宗山塁くんのように考えがあって進学または社会人野球を選ぶ選手もいますよね。
出典:「特集:うちの大学、ここに注目 2022」(4years.)(https://4years.asahi.com/article/14607973)
宗山塁くんって甲子園で活躍した?
高校時代の宗山塁くんは甲子園(全国高等学校野球選手権大会)に出場していますが、
思うような活躍はできませんでした。
宗山塁くんが高校1年生の夏と高校2年生の春に、広陵高校は甲子園に出場しています。
レギュラーで出場した2年生の春、宗山塁くんの打撃成績は2試合で7打数1安打でした。
守備ではショートを守りましたが、エラーを記録しています。
1番バッターを任された2回戦では、4打数ノーヒット(四球出塁あり)でした。
悔しかったでしょうね~。
3年生のときは甲子園に出られなかったのかな?
実は、宗山塁くんが高校3年生だった年はコロナ禍。
甲子園は開催が中止されてしまったんです。
宗山塁くんの甲子園出場は、思うような活躍ができなかった2年生の春で最後になってしまいました。
注目度の高い甲子園で目立った活躍を残せなかったため、高校時代は今ほど目立たなかったのかもしれません。
まとめ
- 高校3年生当時、宗山塁くんはプロ志望届を提出していません。
- プロ志望届を提出していない宗山塁くんはドラフト会議の指名対象ではないため「指名漏れ」にはあたりません。
- 高校3年生当時の宗山塁くんがロ志望届を提出しなかった理由は、大学進学を希望していたためです。
- 宗山塁くんは大学野球で活躍したうえでプロ野球選手になる計画を立てていたそうです。
- 広陵高校時代、宗山塁くんは甲子園に出場したものの思うような活躍ができませんでした。
宗山塁くんは、指名漏れしたわけではなかったんですね!
高校生のころから夢のためにしっかりと計画を立てているのに感心……。
2024年のドラフト会議でどこから指名を受けるのか注目です。