王座奪還に向けて突き進む福岡ソフトバンクホークス。
現在は首位に立っており、好スタートを切ったといえそうです。
ところで、そんな今年のホークスにはキャプテンがいないって知っていましたか?
なぜキャプテンがいないのか、いつからいないのか。
ホークスのキャプテン制度についてまとめました!
2024年のホークスにはキャプテンがいない?
2024年の福岡ソフトバンクホークスに、キャプテンはいません。
昨年秋にキャプテン制度廃止が報じられている
2024年シーズンにおけるホークスのキャプテン制度廃止は、2023年10月23日にリリースされた各新聞社の記事で報じられています。
小久保裕紀新監督が明言したそうなので、事実と考えていいでしょう。
キャプテンは必須の役職ではない
実は、キャプテンは必ず置かなくてはならないポジションではありません。
キャプテンの役職を置く・置かないは、チームや監督の方針次第です。
今年は阪神タイガースやオリックス・バファローズなどもキャプテン制度を採用していません。
キャプテン制度廃止の理由は?
2024年のキャプテン制度廃止には、「今のホークスに監督が任命するリーダーは必要ない」という小久保新監督の意向が大きくかかわっていると推測されます。
小久保新監督の意向?
2024年のキャプテン制度廃止は、就任後の挨拶(あいさつ)の場で小久保新監督の口から選手に伝えられました。
首脳陣の間で相談はあったかもしれませんが、小久保監督の意向が大きいと考えるのが自然でしょう。
リーダー的役割は自然に決まるもの
小久保監督は「リーダー的役割を担う存在はチームに必要だが、監督が任命するものではない」と考えているようです。
あえて監督が指名しなくても、選手間で自然と決まるものなんだとか。
ソフトバンクホークスには今宮健太選手や中村晃選手など、経験値の高い主力選手が複数います。
そういう選手たちが在籍している今のホークスには、あえて監督がキャプテンを指名する必要はない。
新監督はそう考えているようです。
出典:ソフトバンク・小久保裕紀が目指す新時代の監督像「今の選手には経験や感覚を伝え続けるだけでは響かない」(web Sportiva)(https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2024/01/12/post_11/)(2024年4月21日確認)
【ソフトバンク】小久保新監督、主将制を廃止「必要なチームか、その人が伸びるのかどっちか」(日刊スポーツ)(https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310230000811.html)(2024年4月21日確認)
ホークスで2023年にキャプテンを務めていたのは誰?
2023年のホークスでキャプテンを務めていたのは、柳田悠岐(やなぎた ゆうき)選手です。
ソフトバンクホークスがキャプテン制度を廃止したのは2024年度のシーズンから。
つまり、昨年2023年のホークスはキャプテン制度を採用していました。
2023年のキャプテンを務めていたのは、ギータこと柳田悠岐選手です。
柳田選手は、藤本博史前監督の任命を受けて2022年にキャプテンに就任しています。
実力も人気も兼ね備えたホークスの主力選手ですから、誰もが納得の人選だったでしょうね。
小久保新監督の信頼も厚い前キャプテン
柳田悠岐選手をキャプテンの任から解いた形になる小久保監督。
かといって、柳田選手に対する信頼が薄いわけではなさそうです。
小久保監督が柳田選手に信頼を寄せていると考えられる根拠は次のとおりです。
- 小久保監督が主力選手として1番に挙げたのは柳田選手の名前だった
- 柳田選手と近藤健介選手の2人のみレギュラー確約を明言していた
小久保監督は、柳田選手に対する信頼を失ったからキャプテンの役割を解いたわけではないと推測できます。
2024年シーズンも、柳田選手に対してチームを引っ張る活躍を期待しているはずです。
出典:ソフトバンク・小久保裕紀が目指す新時代の監督像「今の選手には経験や感覚を伝え続けるだけでは響かない」(web Sportiva)(https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2024/01/12/post_11/)(2024年4月21日確認)
ソフトバンク、来年は主将廃止へ 小久保新監督が方針(高知新聞PLUS)(https://www.kochinews.co.jp/article/detail/690925)(2024年4月21日確認)
今後キャプテンを任命する可能性は?
小久保監督はキャプテン制度自体を否定しているわけではないようです。
そのため、小久保監督が必要と判断した場合には、再びホークスにキャプテンが置かれるかもしれません。
小久保監督は、キャプテン制度が有効に作用する場合もあると考えています。
たとえば、キャプテンの役職に就くことによって、その選手が成長する可能性が高い場合はその例の1つです。
成長が期待される選手が出てきたときには、キャプテン制度が再び採用されるかもしれません。
【ソフトバンク】小久保新監督、主将制を廃止「必要なチームか、その人が伸びるのかどっちか」(日刊スポーツ)(https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310230000811.html)(2024年4月21日確認)
まとめ
- 2024年の福岡ソフトバンクホークスは、キャプテンを置いていません。
- 小久保監督は、リーダーの役割を担う選手は監督が指名するものではなく、選手間で自然と決まるものだと考えているようです。
- 2022~2023年は、柳田悠岐選手がホークスのキャプテンを務めていました。
- 小久保監督は、前キャプテンの柳田悠岐選手に対して厚い信頼を寄せています。
- 今後、小久保監督が必要だと判断した場合は再びホークスにキャプテン制度が採用されるかもしれません。
阪神やオリックスもそうですが、キャプテンを置かないチームは意外と多いんですよね。
選手によっては、キャプテンの役職がプレッシャーになる場合もあると聞きます。
前キャプテンの柳田選手は、在任中にチームを優勝させられなかったと悔しい思いをしたようです。
キャプテンの重責が肩から降りた2024年のシーズン、昨年以上の活躍を期待したいですね!